結論: ポケモンカードのレア度は、カード左下にあるアルファベットの「レアリティマーク」を見れば一瞬で判別できます!
この記事では、トレカショップ元店長の経験を元に、復帰勢や初心者の方が戸惑うレア度の順番、見分け方、そして昔のカードとの違いまで、どこよりも分かりやすく解説します。
最近ポケモンカードに復帰された方や、お子さんと一緒にパックを開けている親御さんから、「昔とレアリティが違いすぎて、何が当たりか分からない!」という声をよく聞きます。
キラキラしているカードがたくさんあって、どれを大切に保管すればいいか迷ってしまいますよね。
ご安心ください。この記事を最後まで読めば、もうレアリティで迷うことはありません。
- 見てすぐわかる!最新レア度・価値ランキング早見表
- UR・SAR・SRなど、各レアリティの詳細な特徴と封入率の目安
- 「旧裏」や「廃止されたレアリティ」など、昔のカードの見分け方
【結論】一目でわかる!ポケモンカード レア度・価値ランキング早見表
まずは、皆さんが一番知りたい結論から。
現在のポケモンカード(ポケカ)に存在する主なレアリティを、価値や希少性が高い順に並べた早見表です。
スマホで見やすいように作成しましたので、パックを開けながら「このカードはどのランクかな?」と確認するのに使ってみてください。
▼最新ポケモンカード レア度・価値ランキング早見表を見る
ランク | レアリティマーク | レアリティ名 | 特徴 | 封入率の目安 | 価値の目安 |
---|---|---|---|---|---|
S | UR | ウルトラレア | カード全体が金色に輝く。豪華なレリーフ加工。 | 10BOXに1枚 | 高 |
S | SAR | スペシャルアートレア | イラスト違い。ポケモンとトレーナーの物語を描く。 | 5BOXに1枚 | 高 |
A | SR | スーパーレア | カード全体がキラ仕様。人気キャラは高額に。 | 1BOXに1枚 | 中〜高 |
B | RRR | トリプルレア | VMAX、VSTARなど。キラ+凹凸のある加工。 | 1BOXに2〜3枚 | 中 |
B | RR | ダブルレア | ポケモンV,exなど。対戦の主力。キラカード。 | 1BOXに4〜5枚 | 中 |
C | AR | アートレア | ポケモンの日常を描くアート性の高いイラスト。 | 1BOXに3枚 | 低〜中 |
C | CHR | キャラクターレア | トレーナーとポケモンが一緒に描かれている。 | 1BOXに3〜4枚 | 低〜中 |
D | R | レア | キラカード(ホロ仕様)。 | 1パックに7~8枚 | 低 |
D | U | アンコモン | ー | 1パックに1〜2枚 | 低 |
D | C | コモン | ー | 1パックに3〜4枚 | 低 |
この表が、あなたのポケカライフの羅針盤になれば嬉しいです。
【!注意!】 ここに記載している封入率は、メーカーによる公式発表ではなく、多くの開封結果をもとにしたコミュニティによる推定値です。
あくまで「これくらいの確率で出るんだ」という目安として参考にしてくださいね。
次の項目では、この表の具体的な見方と、ちょっとした豆知識を解説しますね。
この早見表の使い方:まずはカードの左下をチェック!
この早見表を最大限に活用するために、まず覚えてほしいのがレアリティマークを見る場所です。
とても簡単で、カードイラストの左下隅に注目してください。

ここに、C U RR といったアルファベットが書かれているのが分かりますか?
これが、そのカードのレア度を示す公式の目印なんです。
パックから新しいカードが出たら、まずここを確認するクセをつけると、一瞬でカードの希少性が判断できるようになりますよ。
なぜレアリティマークはアルファベットなの?
ここで少し余談ですが、なぜレアリティがアルファベットで表記されているか、気になったことはありませんか?
オリパサムライ管理人の裏話

私がトレカショップの店長をしていた頃、小学生のお子さんから「なんでCはコモンなの?Rはレアってわかるけど!」と聞かれたことがあります。
これはとても良い質問で、実は多くが英語の頭文字から来ているんです。
C = Common (コモン)
U = Uncommon (アンコモン)
R = Rare (レア)
このように、世界中のプレイヤーが直感的に理解できるよう、世界共通の分かりやすい目印としてアルファベットが採用されているんですね。
こういう背景を知ると、カードへの愛着も一層深まりますよ!
【画像で解説】現行主要レアリティ10種の特徴と封入率
さて、早見表で全体像を掴んだところで、次は各レアリティが「実際にどんなカードなのか」を写真付きで詳しく見ていきましょう。
それぞれの特徴や、どれくらい出にくいのか(封入率)を知ることで、パック開封の楽しみが何倍にもなりますよ!
Sランク:コレクター憧れのトップレア (UR, SAR)
まさにトップ・オブ・トップ。


これらのカードを自力で引き当てた日は、一日中ハッピーでいられること間違いなしの、コレクターなら誰もが憧れる最高峰のレアリティです。
- UR (ウルトラレア)
URは、カードの枠からイラスト、文字に至るまで、そのほとんどが金色に輝く、見た目のインパクトが絶大なカードです。
手に取ると、表面に施された凹凸のあるレリーフ加工が高級感を際立たせます。
基本的にグッズやエネルギーカードなどがURになることが多く、デッキを金色に輝かせたいプレイヤーからの需要も非常に高いです。
封入率は極めて低く、10BOX(300パック)に1枚程度と言われています。
- SAR (スペシャルアートレア)
SARは、「アート」の名を冠する通り、通常のイラストとの違いとして、息をのむほど美しい一枚絵で描かれるカードです。
ポケモンとトレーナーが織りなす物語の一場面を切り取ったようなイラストは、まさに芸術品。
対戦での強さとは別の次元で、そのイラストの良さから絶大な人気を誇ります。
特に、人気女性キャラクターのSARは、時にURを超える高額で取引されることも。
封入率は5BOXに1枚程度と、こちらも非常に厳しい道のりです。
Aランク:パックから出たら大勝利! (SR, HR ※過去)
Sランクには及ばないものの、パックから出たら思わずガッツポーズしてしまうのがこのAランク。


※画像はSRとHR
コレクションの中核を担う、華やかなカードたちです。
- SR (スーパーレア)
SRは、カード全体がキラキラと光る加工(ホイル加工)で覆われ、イラスト部分には凹凸のある加工が施されています。
主にトレーナーのサポートカードや、強力なポケモンがSRとして収録されます。
特に、女性サポートキャラクターのSRは「女の子SR」と呼ばれ、キャラクター人気が価値に直結する、コレクション性の高いカード群です。
封入率は1BOXに1枚が基本。どのSRが当たるかで、そのBOXの「当たり外れ」が語られることも多い、まさにBOXの顔とも言える存在です。
【コラム】HR (ハイパーレア) はなぜ廃止された?元店長が考察
ポケカに復帰された方の中には、「虹色に輝くHR(ハイパーレア)はどこに行ったの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
HRは「ソード&シールド」シリーズまで存在した高レアリティですが、「スカーレット&バイオレット」シリーズから廃止されました。
オリパサムライ管理人の裏話



HRは虹色の独特なデザインで、当初はSRの上位レアとして人気がありました。
しかし、シリーズが進むにつれて「元のイラストの色が分かりにくい」という声も聞かれるようになりました。
そこへ、イラストの魅力を最大限に活かしたSARが登場したことで、コレクターの興味関心が一気にそちらへ移った印象です。
プレイヤーやコレクターの「どんなカードが欲しいか」という好みの変化が、レアリティの変遷に繋がっているのは、ポケカの歴史の面白いポイントですね。
Bランク:デッキの切り札・中核レア (RRR, RR)
ここからは、対戦で即戦力となる強力なポケモンたちが主役です。


コレクションの第一歩としても、デッキ構築の要としても重要なレアリティと言えます。
- RRR (トリプルレア)
ポケモンVMAXやVSTARといった、ゲームの勝敗を左右する強力なポケモンがこのレアリティです。
キラ仕様に加えて、イラストに凹凸のある加工が施されており、RRよりも豪華な見た目が特徴です。
- RR (ダブルレア)
ポケモンVやexなど、対戦の主役となるポケモンたちがRRとして収録されます。
キラキラと光るカードなので、パックから出ると「お、レアカードだ!」と実感しやすいですね。
デッキに複数枚採用することも多く、プレイヤーにとっては集める機会の多いレアカードです。
Cランク:個性豊かなアートが魅力 (AR, CHR)
対戦での強さとは少し違う軸で、イラストの素晴らしさから人気を集めているのがこのランクのカードたち。


1パックから複数枚出る可能性もあり、パック開封の楽しみを広げてくれます。
- AR (アートレア)
ポケモンの日常や、普段見られないような意外な一面を切り取った、アート性の高いイラストが特徴です。
図鑑の説明文を一枚の絵にしたようなカードも多く、思わずストーリーを想像してしまいます。
コレクターからの人気が非常に高く、中にはRRR以上の相場になるカードも存在します。
- CHR (キャラクターレア)
トレーナーとポケモンが一緒に描かれているのが最大の特徴です。
ゲームやアニメでの関係性を彷彿とさせるイラストが多く、ファンにとってはたまらない一枚。
現在のSARやARに繋がる、「物語性」を重視したレアリティの先駆けとも言えます。
Dランク:基本的なカードたち (R, U, C)
最後に、ポケモンカードの大部分を占める基本的なカードたちです。


これらのカードがあるからこそ、ゲームが成り立ちます。
- R (レア) / U (アンコモン) / C (コモン)
Rはキラカード(ホロ仕様)です。キラカードには様々なレアリティがありますが、その中で基本的なレアリティがこの「R」にあたります。
1BOX(30パック)に7〜8枚程度封入されていることが多いです。
UとCはキラ加工のないノーマルカードですが、対戦で必須となる強力なカードが収録されていることも少なくありません。
カード左下のレアリティマークで見分けることができます。
【復帰勢・初心者必見】昔のポケモンカードとの違いと旧裏の見分け方
「実家に眠っていた昔のカード、これってレアなの?」
最近ポケカに復帰された方から、こうした質問を本当によく受けます。
昔のカードと今のカードでは、レアリティの見分け方が全く違うので、戸惑うのも当然です。
ここでは、そんなあなたの疑問にズバリお答えします!
昔のカードはどこを見る?「旧裏面」のレアリティ判別法
まず、昔のカード(1996年〜2001年頃に発行され、裏面デザインが現在と異なるため「旧裏」と呼ばれています)には、今のようなアルファベットのレアリティマークが存在しません。
では、どこで見分けるのか?答えは、カード右下です。
旧裏面のカードには、右下に小さなマークが印刷されており、この記号でレアリティを判別します。
- ★ (星マーク): レア
- ◆ (ひし形マーク): アンコモン
- ● (丸マーク): コモン
- (マークなし): 一部のプロモーションカードなど
もしご実家で旧裏カードを見つけたら、まずはカードの右下をチェックしてみてください!
【元店長の最重要アドバイス!】 ここで一つ、非常に重要な注意点があります。



それは、旧裏面カードの中でも最初期に作られた「初版」と呼ばれるカードには、右下のレアリティマーク(★◆●)が一切存在しないということです。
もしマークがないカードを見つけたら、「なんだ、マークがないから価値がないや」と判断してはいけません!
それは「かいりきリザードン」に代表されるような、何十万円もの価値がつく可能性のある、極めて希少な「お宝」かもしれないのです。
右下にマークがないカードこそ、まず初版の可能性を疑ってみてください!
「キラカード」だけじゃない!旧裏と今の価値観の違い
旧裏と現在のカードでは、価値観にも大きな違いがあります。
オリパサムライ管理人の思い出



私が小学生の時、お小遣いを貯めて買ったパックから初めてキラカード(リザードン)が出た時の衝撃は、今でも忘れられません。
友達に自慢して、一日中眺めていました。
当時は、とにかく「キラカード=すごいカード」というシンプルな価値観だったんです。
しかし、今のポケカはご存知の通り。
同じキラカードの中でも、RRからURまで非常に多くのレアリティに細分化されています。
この複雑さが、復帰勢の方が戸惑う一番のポイントであり、同時に現代ポケカの奥深さでもあるんですよね。
昔は「キラかどうか」が重要でしたが、今は「キラの中のどのレアリティか」が価値を大きく左右する時代になった、ということです。
いつの間にか無くなった?最近廃止されたレアリティ (SA, CSR)
ここ数年でポケカから離れていた方が見逃しがちなのが、「ソード&シールド」シリーズに存在した人気の高レアリティです。
これらは現在のSARやCHRの前身とも言える存在で、今でもコレクターからの人気は絶大です。
- SA (スペシャルアート)
現在のSAR(スペシャルアートレア)の源流となったレアリティです。
ポケモンVやVMAXのイラスト違いバージョンとして、通常のイラストとは全く異なる特別なアートが描かれ、爆発的な人気を博しました。
- CSR (キャラクタースーパーレア)
現在のCHR(キャラクターレア)の上位版として存在しました。
CHRと同様にトレーナーとポケモンが一緒に描かれていますが、SRのようにカード全体にキラ加工と凹凸のある加工が施されており、より豪華な仕様でした。
レア度だけじゃない!カードの価値を決める4つの要素
ここまでレアリティの順番や見分け方を解説してきましたが、「じゃあ、レアリティが高ければ絶対に価値も高いの?」と聞かれると、必ずしもそうとは言い切れません。
カードの最終的な相場(市場価値)は、レアリティに加えて、いくつかの要素が複雑に絡み合って決まります。
ここでは、その代表的な4つの要素を元店長の視点から解説します。
要素①:キャラクターの人気(リザードン、ピカチュウ、女性サポートSRはなぜ高い?)
最もシンプルで、最も影響が大きい要素が「キャラクターの人気」です。
いつの時代も、リザードンやピカチュウといった看板ポケモンは、レアリティを問わず高い人気を誇ります。
また、トレーナーズカードにおいては、リーリエ、マリィ、ナンジャモといった人気の女性キャラクターのSR(スーパーレア)は、時に最高レアリティのURを超える高額で取引されることも。
ポケカは、キャラクターゲームであるという原点が、価値を決める上で非常に強く作用するのです。
要素②:封入率の低さ(生産数の少ないプロモカードなど)
市場に出回る枚数が少なければ少ないほど、希少価値は高まります。
パックから出るカードで言えば、前述の通りURやSARは封入率が極端に低いため、価値が高くなります。
それ以外にも、大会の入賞賞品や、特定のキャンペーンでしか手に入らないプロモカード(カード右下にPROMOと書かれています)は、そもそも配布枚数が限られているため、非常に高価になる傾向があります。
要素③:対戦での強さ(大会で活躍すると価値が上がる)
ポケモンカードはコレクションだけでなく、対戦ゲームとしての側面も持っています。
そのため、大会で優勝したデッキに入っていたカードや、環境で「強い」と評価されているカードは、プレイヤーからの需要が高まり、相場が急上昇することがあります。
最初はそれほど注目されていなかったノーマルカードが、ある日突然、数百円の価値を持つことも。
このダイナミックな値動きは、ポケカ市場の面白い特徴の一つです。
要素④:カードの状態(傷や白欠けの重要性)
最後の要素は、非常にシビアですが、最も重要な「カードの状態」です。
どれだけレアで人気のカードでも、表面に傷があったり、角が削れて白くなっていたり(通称:白欠け)、カードが反っていたりすると、その価値は大きく下がってしまいます。
オリパサムライ管理人の現場の声



私が店長として買取カウンターに立っていた時、何度も見てきた光景があります。
それは、お客様が大切そうに持ってきた高額カードの査定額が、傷や白欠けが原因で大きく下がってしまう瞬間です。
特に、カード裏面の四隅にある本当に小さな白欠け一つで、買取価格が半分以下になってしまうことも珍しくありません。
「パックから出たら、すぐにスリーブに入れる」。
これは、大切なカードの価値を守るための、コレクターの鉄則ですよ。
ポケモンカードのレア度に関するQ&A


ここでは、初心者や復帰勢の方からよくいただく質問について、Q&A形式でサクッとお答えしていきます!
まとめ:レア度を理解してポケカをもっと楽しもう!
今回は、ポケモンカードのレアリティについて、見分け方からランキング、そして昔のカードとの違いまで、元店長の視点から徹底的に解説しました。
レア度はカード左下のアルファベットで判別できる!
現在の最高レアは金色のUR、イラスト人気のSARも超高額。
旧裏カードは右下のマーク(★◆●)でレア度をチェック。
最終的な価値は、レア度だけでなく「人気」「封入率」「強さ」「状態」で決まる。
レアリティが分かると、パックを開ける瞬間が何倍も楽しくなりますし、自分のコレクションを整理する上でも必ず役立ちます。
ぜひ、この記事を片手に、あなたのポケカライフをさらに充実させてください!
レア度判別の最終チェックリスト
チェック項目 | 答え |
---|---|
今のカード、レア度はどこを見る? | 左下のアルファベット! |
昔のカード(旧裏)はどこを見る? | 右下の記号(★◆●)! |
パックから出る一番レアなカードは? | 金色のUR(ウルトラレア)! |
イラストが特別なレアカードは? | SAR(スペシャルアートレア)! |