ポケカの中でも特に高い値段で取引される「がんばリーリエ」SRは、多くのコレクターが注目する一枚です。
「がんばリーリエ」とは何か、その正体はキャラクター「リーリエ」のSRカードであり、なぜ高いのかという疑問が常に話題になります。
この記事では、2025年最新のがんばリーリエの買取価格や販売相場、これまでの価格推移を詳しく解説します。
なぜこれほどまでに高額な値段がついているのか、その理由に迫ります。
【2025年最新】がんばリーリエSRの買取価格・販売相場一覧
2025年時点でのがんばリーリエSRの買取および販売価格は、カードの状態によって大きく変動します。
美品であれば数百万円単位での取引が当たり前となっており、カードショップやフリマアプリでいくらで取引されているか、その金額は常にコレクターの注目の的です。
販売価格は買取価格よりも高く設定されるのが一般的で、市場の需要と供給のバランスによって相場が形成されています。
状態・鑑定(PSA10)別の買取価格をチェック
がんばリーリエの買取価格は、カードの状態に大きく左右されます。
完美品や美品(状態A)は高値がつきやすい一方、傷や白欠けがあると大幅に減額されます。
特に、第三者鑑定機関であるPSAやARSによる鑑定で最高評価の「10」を取得したカードは、極めて高額で取引されます。
PSA10のがんばリーリエは世界に存在する枚数が限られており、その希少性から数千万円を超える価格がつくことも珍しくありません。
鑑定品の枚数は公表されているため、市場に何枚あるかが価格を左右する重要な指標となります。
カードショップ別の販売価格を比較
がんばリーリエの購入を検討する場合、複数のカードショップや通販サイトの販売価格を比較することが重要です。
専門店だけでなく、スニダンのようなフリマアプリでも取引されていますが、高額カードのため偽物には十分な注意が必要です。
AmazonなどのECサイトで見かけることもありますが、信頼できる出品者からの購入が推奨されます。
また、一攫千金を狙ってオリパ(オリジナルパック)で入手を試みる方法もありますが、封入されている保証はないためリスクが伴います。
最も安全なのは、実店舗で直接カードの状態を確認して購入する方法です。
チャートで見る!がんばリーリエSRの価格推移と今後の動向
がんばリーリエSRの価格は、発売から現在に至るまで激しい変動を見せてきました。
その価格推移をチャートで追うことは、今後の動向を予測する上で重要な手がかりとなります。
ポケカ市場全体のトレンドや経済状況にも影響されるため、投資対象として見る場合は、過去の価格変動パターンを分析することが不可欠です。
ここでは、具体的な相場の変遷と今後の展望について考察します。
発売初期から現在までの相場の変遷
がんばリーリエSRが収録された「ハイクラスパックGXバトルブースト」の発売日は2017年10月20日でした。
2017年当初の販売価格は1万円未満でしたが、キャラクター人気とカードの希少性から価格は徐々に上昇しました。
ポケモンカード市場全体の高騰もあり、がんばリーリエSRの価格は一時期大きく上昇し、最高値として1,000万円を超え、状態の良いものでは1,200万円以上での取引事例も報告されています。
しかし、2025年9月時点では価格は下落傾向にあり、200万円程度で取引されることが多いとされています。
現在の買取価格は75万円前後と報告されています。
このような価格の変動は、コレクターズアイテムとしての価値が確立されていることを示しています。
過去に価格が高騰したタイミング
がんばリーリエの価格が高騰したタイミングは複数回あります。
特に大きな高騰が見られたのは、ポケモンカードゲーム全体の人気が急上昇した2020年以降です。
この時期には、有名インフルエンサーによる紹介や、コロナ禍における巣ごもり需要の増加が重なりました。
また、海外からの需要が急増したことも価格を押し上げる一因となりました。
いつ、どのような要因で高騰したかを分析すると、市場の熱狂や特定のイベントが価格に大きな影響を与えてきたことがわかります。
最近の価格は下落(暴落)傾向にあるのか解説
一時期の最高値と比較すると、最近のがんばリーリエの価格は下落、あるいは「暴落」と表現されることもあります。
これは、ポケカバブルが落ち着きを見せ、市場全体で高額カードの価格調整が行われたことが主な要因です。
しかし、価格が下がったとはいえ、依然として数百万円単位で取引される非常に高額なカードであることに変わりはありません。
市場から完全に姿を消したわけではなく、需要と供給のバランスが取れる価格帯で安定しつつあると見ることもできます。
がんばリーリエSRはなぜ高い?3つの高騰理由を徹底解説
がんばリーリエSRがこれほどまでに高額で取引されるのには、明確な理由が存在します。
その高騰理由は単一のものではなく、キャラクターの人気、イラストの魅力、そしてカード自体の希少性という3つの要素が複雑に絡み合った結果です。
これらの要因が相乗効果を生み出し、他のカードとは一線を画す圧倒的な価値を持つに至りました。
ここでは、その3つの理由をそれぞれ詳しく解説します。
理由1:リーリエというキャラクターの絶大な人気
高騰の最大の理由は、リーリエというキャラクターの絶大な人気にあります。
原作ゲーム『ポケットモンスターサン・ムーン』および同作のアニメ版に登場するリーリエは、その健気な性格や物語の中での成長過程が多くのファンの心を掴みました。
特にこのカードに描かれているのは、普段の大きな帽子をかぶった服の姿ではなく、物語のクライマックスで決意を固め、髪型を変えた後の姿です。
この「可愛い」だけではない、芯の強さを感じさせる表情がキャラクターの魅力を一層引き立て、ファンの強い支持を集めています。
理由2:人気イラストレーター「さいとうなおき」氏が作画を担当
このカードのイラストを担当したのが、ポケモンカードの公式イラストレーターの中でも特に人気の高い、さいとうなおき氏であることも高騰の大きな理由です。
さいとうなおき氏が手掛けるイラストは、キャラクターの表情や生命感あふれるタッチで高く評価されており、同氏が描いたカードはコレクターからの人気が非常に高い傾向にあります。
その中でも「がんばリーリエ」のイラストは、キャラクターの決意と魅力を最大限に引き出した傑作として知られ、イラストレーター自身のファンからの支持も価格を押し上げる要因となっています。
理由3:収録パック「GXバトルブースト」が絶版で入手困難なため
がんばリーリエSRが収録されているハイクラスパック「GXバトルブースト」が、既に絶版となっている点も価格高騰の重要な理由です。
この封入パックは再販の見込みがほとんどなく、市場に新たに出回ることはありません。
そのため、現存するカードの総数が限られており、入手するためには市場に流通しているものを購入するしかありません。
発売当時のボックス定価に対して、封入率も非常に低かったため、パックからの入手は極めて困難でした。
この希少性が、カードの価値を押し上げる大きな要因となっています。
がんばリーリエSRの基本情報【カード詳細】
がんばリーリエSRは、その価格だけでなくカードそのものにも多くの魅力が詰まっています。
正式名称は「リーリエ」、レアリティは「SR(スーパーレア)」で、カード名の前にファンからの愛称として「がんば」が付けられています。
このカードがどのようなカードなのか、その意味やレア度、そして複数存在するリーリエのカードの種類の中でも、なぜこの写真(イラスト)のカードが特別なのか、その基本情報を解説します。
収録されているパック「ハイクラスパック GXバトルブースト」について
がんばリーリエが収録された「ハイクラスパックGXバトルブースト」は、2017年に発売されたサン&ムーンシリーズの特別なパックです。
このパックには、対戦環境で強力なポケモンGXやサポートカードが多数再録されており、1パックに必ず1枚はGXカードが封入されるという豪華な仕様でした。
がんばリーリエ以外にも「ルザミーネSR」などの高額カードが当たりとして収録されており、パック自体の人気が非常に高かったことが特徴です。
カードに描かれたイラストの背景とストーリー
がんばリーリエのイラストは、原作ゲーム『ポケットモンスターサン・ムーン』のストーリー終盤、主人公と共に母親のもとへ向かう決意を固めたシーンが描かれています。
それまでの控えめな印象から一転し、ポニーテールに活発な服装へと変化したこの姿は、リーリエの精神的な成長を象徴しています。
この感動的な場面を切り取ったイラストだからこそ、多くのファンの心に響き、特別な価値を持つようになりました。
ファンの間では「エクバリーリエ」という通称で呼ばれることもありますが、これは俗称です。
がんばリーリエSRに関してのQ&A
まとめ
がんばリーリエSRの価値は、キャラクター人気、さいとうなおき氏によるイラスト、そして収録パックの絶版による希少性という複合的な要因によって形成されています。
現在のスタンダードレギュレーションでは使用できませんが、エクストラレギュレーションでの活躍の可能性や、コレクションアイテムとしての価値は揺るぎません。
SARやUR、プロモといった他の高レアリティカードと比較してもその存在感は別格で、TwitterなどのSNSでも常に話題に上ります。
大会で強いカードというよりは、その背景にあるストーリーと枚数の少なさが価値を支えており、今後もポケカ市場を象徴する一枚として注目され続けるでしょう。